空港民営化

 北海道内7空港一括民営化に反対です。

 民営化するということは,利益から株主に配当金を出すということです。利益を捻出するために,働く人たちの待遇劣化,駐車場の料金の値上げ,公共交通機関としてのサービスの低下,赤字空港の外資を含む会社への売却などが予想されるからです。

 郵政民営化,国鉄分割民営化の経過を見ても,結局,公共的な役割を放棄して,不採算部門の負担を公や国民に押し付け,残る優良資産を寄せ集めて,外国の物流会社や,外国の鉄道会社の運営権を買おうとしています。7空港は道民の財産です。北海道民にとって空港を民営化してよいことはないと考えます。

 5原則を決めた未来投資会議に,利益相反を指摘されている竹中平蔵氏が入っていて,自治体の出資を拒んでいるのも胡散臭いです。嘘や恫喝とも思える振る舞いが目立つ菅官房長官に,道知事が一度ならず呼ばれて始まった計画であることも,信用してはいけない気分にさせます。千歳空港の利益増大のために自衛隊の滑走路も使いたいとする,前のめりの政府の態度も,事故が増えそうで不安になります。

 旅客が7空港に分散されるよう協議するのは,民営化しなくてもできるはずです。例えば千歳が満席なら格安で他の空港に割り振る航空券を設定すればよいのではないでしょうか。千歳行きが飛ばず,旭川を使ったことが何度かあります。それから,飛行機が珍しかった時代なら需要も違うと考えますが,空港は速やかに安全に快適に移動したい人々が利用するもの。様々な施設建設の利権のために,後々その維持が負債になるような物を受け入れたくないと考えます。

 また,民営化は,社会の経済格差をいっそう拡大すると考えます。関係各位に熟考を求めます。(以上,旭川市が行った空港民営化についてのパブリックコメントに豊巻が寄せた意見です。尚,パブリックコメントは9月20日まででした。)

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